パンの耳は追い求めない

 新聞配達をする4人の学生が、アパートで共同生活をしていました。どういうわけか、その月は、たまたま全員が散財をしてしまい、給料日まであと2週間もあるというのに、貯金が底をつく寸前です。
 早速、メンバー全員集まっての会議が行われました。みんなの手のひらにある所持金を足しても、たったの1,200円程度。全部小銭です。言葉少なく、困り果てた空気が1時間、2時間と続きました。
 すると突然、メンバーのうちの1人が「ボクに任せて」と言ったかと思うと、おもむろに机の上の小銭を握り締め、ドアの外に飛び出していきました。
 さらに数時間が過ぎようとした頃、息をきらせながら彼が部屋に戻ってきました。でも、どうやら食べ物を買ってきたわけではないようです。彼の小脇には、カバーのついた1冊の本が・・・。
 「オイオイお前、まさかこの状況で、本とか買ってきちゃったわけ?」
 呆れた調子で、他の3人が彼を責めはじめました。無理もありません。普通、このシチュエーションなら、間違いなくパンの耳です。
 こいつに任せるんじゃなかった・・・。3人の顔には、そう書いてありました。
 「マジで、どうするんだよ、オレたち・・・」
 「ちょっと、その本貸してみろ」
 リーダー格の男が、その本を奪い取り、荒々しく紙のカバーを破ると、その書籍の表紙には、こんなタイトルが書かれていました・・・。

 『食べれる野草』

 4人はお互い顔を見合わせてニヤリと笑うと、冷蔵庫にあったマヨネーズを取り、そのまま小走りで出かけて行きました。それからは、もう毎晩”外食”です。本とマヨネーズのセットを持って、仲良く4人で河川敷へ通いつめたそうです。

(PHP研究所 村尾隆介「小さな会社のブランド戦略」 より引用)

「小さな会社のブランド戦略」 という本に書かれていた面白い話。この本が説いている「ブランド」という概念には様々な要素が含まれていますが、その企業やサービスに対しての「信頼」というのが、ブランド形成には大きく関わっていると思います。

葬儀サポートセンターは、葬儀でお困りの方にご紹介をした葬儀社から、一定の手数料を頂くことにより成り立っております。(手数料は、通常葬儀社側で広告費や営業コストとして料金に含んでいる範囲内であり、葬儀サポートセンターからご案内した場合と、直接ご依頼した場合でサービス料金に全く違いはございません)

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葬儀サポートセンター福岡 小笠原

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